Heart of Mongolia

Heart of Mongoliaとは

2011年3月11日をもって日本は大きく揺らぎの時代に入りました。私たちのこれからの生き方を問いかけるように、社会の仕組みや価値観も根本から変わろうとしています。小さな命を大切に、自然を大切に、限りある時間を大切にしたいと思います。
自然豊かなモンゴルが人と家畜とともに生きて来た、時間の経過が紡ぎ出すハンドメイドのファッション、生活雑貨。大切に使うほど身体に良く馴染み愛おしいものになって行きます。末永くご愛用ください。


モンゴルの温かな人柄と自然の豊かさを伝える Heart of Mongolia Project

さえぎるものがない地平線、どこまでも続く大草原。モンゴリアンブルーの空には白銀に輝くふわりとした雲が浮かんでいます。モンゴルの人々は家族と家畜と一日をともにし、無駄のない循環型の自然の中で生きています。ユーラシア大陸の最深部モンゴルは世界有数の豊かな自然を保有する国です。

しかし、近年になり地球温暖化、異常気象、ゾドといわれる雪害などにより草原の砂漠化が進行して来ました。緑豊かな草地の衰退により牧草を食していたヤギ、羊たちが大量に死んで行きます。家畜の減少は遊牧業の崩壊と失業を意味します。遊牧民たちは草原を離れ都市に向かいますが、仕事の環境が充分とはいえません。失業と貧困。家族は離散し街の路上に子どもたちが捨てられて行きます。モンゴルのストリートチルドレンたちはこうして生まれて来ました。

孤児たちの自立への支援を願い、その原因である自然の崩壊を食い止めること。Heart of Mongolia Projectとは、モンゴルの温かな人柄と自然の豊かさを伝える、人と自然の環境事業です。Heart of Mongolia製品の売上の一部はHeart of Mongolia子ども基金を通じて進学が困難な子どもたちの奨学金として使われています。 「Heart of Mongolia 子ども基金」についての情報はコチラ⇒

Heart of Mongoliaブランドの誕生

このプロジェクトの一環として、2006年に誕生したのがニットやフェルト商品の企画、製造、販売を手がけるHeart of Mongolia ブランドです。雄大な自然の中で、過酷な季節を経ながら放牧され成長して来たヤギ、羊、ヤク、馬、ラクダの五畜たち。
モンゴルの伝統的な牧畜業から、肌触りの良い、高品質なカシミヤ・ヤクニット、おだやかなたたずまいの優しいフェルトマスコットなどの商品が生み出されています。自然とともに生きる牧民と経験を重ねた職人が一つひとつていねいに作り上げた心のこもった商品です。モンゴルの温かな人柄と自然の豊かさを伝えるオリジナルブランドとして、この商品から大地と人の息づかいが伝わることを願っています。

安心のブランド品質・素材

Heart of Mongolia商品はモンゴルのヤギ、ヤク、羊の原毛を厳選して使用しています。
安心してお使いいただけるこだわりの品質、素材をご紹介いたします。 「手作りのぬくもり。つくり手紹介」はコチラ⇒

カシミヤ

カシミヤ
カシミヤヤギ一頭あたりのうぶ毛の採取量はわずか200〜280グラムほどです。高品質なカシミヤセーターを作るのには通常2〜3頭分のうぶ毛が必要になります。モンゴル産カシミヤは絹のような光沢、独特なヌメリ感があり素肌に直接つけてもチクチクすることはありません。柔らかで気持ちのよい肌触り、身に着けると温かく幸せな気持ちにさせてくれるモンゴルカシミヤニットは世界最高級品質といえます。

ヤク

ヤク
日本ではまだまだ希少品といわれるヤクウール製品。高地に生息するヤクから採取されるヤクウールは、カシミヤ以上に優れた保温性・保湿性をもつ素材といわれています。その理由は、繊維自体がたっぷりの空気を含んでいるところにあります。そのため熱伝導率が低く、いつでも暖かで快適な温度を保つことができます。独特の自然な風合いとカシミヤを凌ぐといわれる防寒性から、ナチュラルカラーのヤク製品は急速に人気が高まっています。

フェルト

フェルト
モンゴルの柔らかなフェルトはふわふわの羊の毛から採取します。原毛からゴミを取り除き何度も擦ってフェルト化し形作るまで、すべてが手作業で行われます。フェルト作りは伝統的にモンゴル男子の仕事といわれるほど力と根気のいる仕事です。心を込めて手作りされるフェルト製品は一つひとつ表情が違い、長く付き合うほどに愛情が湧いて来ます。ハンドメイドのフェルトマスコット、雑貨はモンゴルの温かなぬくもりを伝えます。